INTERVIEW

散らばるヒントをつないで決断。新時代のMEに必要な意思疎通の力

新卒入社システム構築インフラ

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TATSUKI.M

制作局 情報技術部

2019年入社/生物システム応用科学府生物機能システム科学専攻

入社のきっかけ

新聞印刷工場のスケールに
驚く。
未知の領域に刺激

 大学院で機械工学を専攻し、生物模倣ロボットを研究しました。就活では自動車やIT業界など幅広い技術職を調べるうちに、読売新聞のメディアエンジニア(ME)職を知りました。メディア業界には華やかな印象を持っていましたが、MEの仕事が何なのか想像もつきませんでした。興味が湧いてきて、印刷工場を見学するインターンシップに参加しました。
 自動車工場は見学したことがありましたが、新聞社の工場は初めてです。中に入り、目に飛び込んできたのは高さ約10mの大きな新聞印刷輪転機でした。ビルの3、4階に相当し、スケールの大きさに驚きましたね。時速46キロの高速で輪転機が回り、紙面を印刷します。
 読者に新聞が届くまでを川の流れに例えると、記者の取材や記事編集など「上流工程」から、印刷・輸送の「下流工程」まで、MEは全てに携わっていると説明を受けました。新聞制作システムの開発や運用、輪転機など機械設備の稼働管理などがMEの役割です。「このような領域でもエンジニアが必要なんだ」と知ることができて良かったです。読売ではスポーツやイベント、不動産など多岐に渡る分野にMEが関わっていると聞き、刺激を受け、素直に面白そうだなと思えました。

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携わる業務内容

コロナ危機で
社内テレワーク環境を緊急構築

 入社研修中、紙面データを印刷工場へ送信するシステムでトラブル案件が発生しました。大勢の社員がそれぞれの役割を果たす中で、私は立ち尽くすだけでした。新聞の制作工程には締切時間があります。間に合うように復旧作業を急ぐMEの先輩たちの姿に、新聞社の緊迫感をさっそく味わいました。
 現在は、印刷工場を含む社内のITインフラの開発・運用・保守を担う部署にいます。どんなシステムも情報通信ネットワークの構築が必須です。総務や経理向けのシステムから、スポーツや美術展関係の部署の収支管理システムまで、幅広く環境を整備します。
 コロナ禍で政府が緊急事態を宣言した際は、内勤の全社員にテレワーク環境が必要になりました。セキュリティーの観点から社内PCの自宅持ち帰りは認めず、社員の自宅PCから社内PCを遠隔操作する仮想デスクトップ(VDI)を緊急で築きました。作業データの自宅PC保存は認めず、社内ネットワークのサーバーに保存するなど、情報漏洩対策を徹底しました。コロナ後も多くの社員が日常的にテレワークを行っています。

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やりがいと課題

電話機削減でメス。
地道な聞き取りで対策を検討

 担当した業務で印象深かったのは、本社や支局、印刷工場など全国50以上の拠点で行った「音声システム」の更新です。新聞社なので、取材や編集作業には今でも固定電話は欠かせません。東京本社のビルでは1000台以上もの電話機を取り換えました。
 それぞれの職場に地道にヒアリングすると、「この電話機の転送先は、あの職場」「その電話機は最近あまり使われていない」など、1台1台の事情を通じて、職場の状況を知ります。次の配置をどうするのか、業務に影響が少ない交換日時はいつか、など関係者で数か月間やりとりして、柔軟に対応できる計画を立てました。
 固定電話が必要とはいえ、スマートフォンへの置き換えも進めて電話機の台数を大幅に減らし、購入費用や今後のメンテナンス費を削減しました。さらに、外線と内線の接続を制御したり、内線同士をつないだりする「電話交換機(PBX)」も、機能を維持しつつ廉価モデルに交換することで、電話システム全体をシンプルにしました。

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読売の未来、技術者としての目標

入り組んだ課題の
「最善手」をチームで先読み

 現在携わっているネットワーク更新プロジェクトでは、将棋で八冠を独占した藤井聡太さんとまではいきませんが、チーム内で先を読み、入り組んだ課題を解決する「最善手」を検討しています。それでも、想定外の出来事が発生します。予定通り進めながら対策を練るか、一旦立ち止まり日程を延期して考えるか、対応策の決断を迫られます。チームで動けば、色々な場所に散らばるヒントにたどり着きます。それを繋ぎ合わせて初めて、解決の糸口が見つかるのです。
 MEは専門知識も大事ですが、それ以上にコミュニケーション力が欠かせません。印刷工場やITベンダーなどの間に立ち、要望を取りまとめる「橋渡し」の役目が求められるからです。
 技術は日進月歩しています。新聞発行に関わるシステムを軸に、多角化する事業分野もIT支援することで、より一層、読売グループでのシナジーを生み出せると考えます。私自身も、個々のプロジェクトを完遂しながらIT技術に精通し、スキルを高め、新時代のメディアを担うエンジニアとなるのが理想です。

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ある日のスケジュール

オフの日

  • ジムに備え付けサウナができてから、すっかりサウナの世界に没頭。休日はサウナー友達と遠征も。仕事柄、完徹作業があるのですが、その前にサウナに入って仮眠で「整う」ことで、パフォーマンスを向上させています。

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