INTERVIEW

ニュースサイトPVは全国紙トップ級。たゆまぬ改善で「オール読売」の結晶を磨く

新卒入社システム構築インフラデジタルメディア

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SHOGO.T

メディア局 企画開発部

2022年入社/工学府情報工学専攻

入社のきっかけ

巨人のスター選手に憧れ。
プログラミング学び、デジタルに魅力

 大学まで10年以上、軟式野球に打ち込み、巨人軍の大ファンです。子供の頃のテレビ中継で、後に監督も務めた高橋由伸さんの美しいホームランに惚れ惚れしました。
 大学院では情報工学を専攻し、グラフィックデザイナーが様々なイラスト画像に色付けをする際に、自動で色の候補を複数提示するアプリケーションの研究に取り組みました。IT関連のメーカーやベンダーを念頭に就活を進めていたところ、読売新聞にメディアエンジニア(ME)職があると知りました。巨人軍の業務を担当するMEもいるといいます。読売新聞グループの幅広い仕事は学生時代の学びと親和性があり、この会社でデジタルサービスに携わりたいと思いました。
 入社1年目から私は、ITシステムの基盤構築やアプリ開発など幅広い業務に携わっています。毎朝、本社1階ロビーに飾られた巨人選手の垂れ幕を眺めつつ出社できるのが幸せです。高橋由伸さんと同じく、巨人一筋でプレーした阿部慎之助監督に期待しています。

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携わる業務内容

「国内の新聞社初」で始まったサイトを運用

 デジタルサービスを展開する私の部署は、「読売新聞オンライン」のアプリ内製開発、改善が主な業務のひとつです。ウクライナ情勢などのニュースや、五輪、ワールドカップのスポーツイベントを材料にした特設ページも頻繁に開設し、現地の写真や動画をふんだんに掲載して、紙面と差別化した情報を発信しています。
 サイトの前身である「ヨミウリ・オンライン(YOL)」は1995年、国内の新聞社初のITサービスを謳(うた)い誕生しました。2012年に始めた購読者限定サイト「読売プレミアム」と19年に統合し、現在の「読売新聞オンライン」サイトとなりました。無料閲覧できる記事と読者会員限定の記事を両方充実させているほか、外出先のスマートフォンなどで新聞のレイアウトそのままに表示する紙面ビューアーの機能も備えています。ページビュー(PV)は、全国紙トップクラスで推移しています。
 報道各社のニュースが集まるプラットフォームへの記事配信システムのほか、恋愛や子育てといった日常の悩みを匿名で相談できるネット掲示板「発言小町」の開発、改善も、所属部署が担っています。

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やりがいと課題

自ら築くシステムでサイトが動く責任。
災害リスクを考慮し拠点分散

 私の部署では、読売新聞オンラインのシステムリニューアルを進めています。その中で私は、システムの土台になるシステムインフラを担当しています。読売新聞オンラインは、読者が24時間365日閲覧する、ネット上の読売の「顔」です。安定稼働が肝心で、自分が担当している業務に、重い責任を感じます。
 システムリニューアルは、災害などの事業継続計画(BCP)の観点も重要です。新聞社には緊急時もネットでの情報発信を続ける使命があるからです。クラウド技術を活用し、複数のデータセンターで文字や写真などの様々なデータを保全して、一つの拠点が被災しても別のデータセンターでバックアップする「ディザスターリカバリー(災害復旧)」対策を行っています。
 読売新聞オンラインは、読売新聞が工夫を凝らして作り上げた無数のコンテンツの「結晶」です。その中で私たちはサイトとアプリの両面で、利便性を上げる新機能の追加やデザインの改善を、手間を惜しまずに続けています。「オール読売」で一丸となって制作した魅力的なコンテンツを、多くの人に届けていきたいです。

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読売の未来、技術者としての目標

若手だからと迎合しない。
「自分発」で近未来のサービス描く

 ユーザーに新たな体験を提供しようと、部内では、仮想空間「メタバース」での野球観戦など、新技術と将来のサービスを考える勉強会を開き、活発に意見を交わしています。野球だけでなくVR(仮想現実)やAR(拡張現実)などXR(クロス・リアリティー)を融合させた美術展なども考えられます。
 職場の先輩からは、MEの心構えから、ソフトウェアの設計図にあたる「ソースコード」の書き方まで、多くの助言をもらっています。
 新ビジネスの実現には柔軟な発想が不可欠です。若手だからと過度に迎合せず、積極的にコミュニケーションを図り、自由に意見を言える関係が職場にあります。先端技術を試せる環境も整っています。謙虚さを忘れず、「自分発」でどんどん手を動かし挑戦するMEになりたいです。

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ある日のスケジュール

オフの日

  • 会社の先輩や家族、友人と野球・ゴルフ・登山などのアクティビティで身体を動かして楽しんでいます。何もない休日は、のんびり読書やショッピングで心身をリフレッシュします。写真は2023年開業のエスコンフィールドHOKKAIDOにて。

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