BLOG
参院選と選挙報道システム
第27回参院選の投開票日となった7月20日、読売新聞は午後8時の投票終了と同時に、読売新聞オンラインで開票速報を始めました。自民・公明両党は過半数の議席に届かず、衆議院に続いて参議院でも少数与党になった歴史的選挙でした。

読売新聞社は、「選挙システム」を独自に構築しています。全国自治体の選挙管理委員会から開票速報を集めるとともに、編集局は記者たちによる情勢取材や、投票所の出口調査の集計なども踏まえて総合的に当選者を判断し、開票率0%から当選確実の速報を流します。読売新聞オンラインのホームページ上では、選挙区と比例それぞれの積みあがった政党別の当選者数をリアルタイムで更新します。開票データはホームページや読売新聞の紙面で活用するのはもちろん、テレビ局などにも配信しています。 選挙システムの構築のほか、ホームページやアプリの技術的な管理・運営まで手掛けているのが、制作局やメディア局などのエンジニアです。

投開票日は本社の会議室にたくさんのパソコンが並べられました。エンジニアによる特別チームが業務を開始したのです。

全国の選挙管理委員会から送信される投開票データは、読売が自社開発したシステムで変換して選挙システムに取り込みます。チームメンバーは、データの処理状況に目を光らせています。選挙報道にかかわるとあって緊張感が漂います。
(機密情報のため、肝心な選挙システムの画面をお見せすることはできません…)
夜食の定番となっているカツサンドを楽しむなど、学校の文化祭のように、和気あいあいとした時間もありました。投開票日の長い夜が過ぎていきました。

このようなエンジニアの仕事ぶりをご紹介する2027年卒の学生向けオープンカンパニー「技術総合職カフェ」を読売新聞東京本社にて、8、9月に計3回開催します。詳しい日時はこちらをご覧ください。
イベントでは企業説明に加えて、社内ランチやグループワーク、フリートークと盛りだくさんの内容になっています。メディア企業のエンジニアに興味のある方、ぜひお気軽にご参加ください。読売新聞社のマイページ登録はこちらから。