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新人研修2025

写真1】輪転機の製造現場を見学する新入社員

 こんにちは!技術総合職(エンジニア)研修担当です。この春に入社した東京本社採用のエンジニアたちが、新人研修の一環として、輪転機の製造工場である「かずさテクノセンター」(千葉県木更津市)を見学しました。

 高さ約12m、幅約20mにもおよび、1時間あたりに約13万部の新聞紙面を印刷できる機械を輪転機と呼びます。かずさテクノセンターは、国内最大規模の輪転機製造拠点です。

 輪転機メーカーである東京機械製作所の社員が、最新技術を搭載する新型機械の開発に取り組んでいます。読売新聞社の印刷工場では、かずさテクノセンターで製造された輪転機を数多く導入しています。

 現在は、2026年稼働予定の習志野工場に設置する輪転機の部品を組み立てている最中です。この日の研修では、トイレットペーパーのようにつながった印刷紙面を、ページ毎に折りたたんでカットする「折機」の製造工程を見学するなどしました。輪転機を構成するさまざまな精密機械を初めて目にした新人たちは、興味津々の様子でした。

【写真2】印刷紙面を折り畳む折機

 このほか、今年3月に完成したばかりの次世代型輪転機のテスト印刷を見学しました。  ぴかぴかの機体が高速稼働する迫力満点の印刷工程を間近で見た後、刷り立てほやほやの新聞を手にし、新人一同は感嘆の声を上げていました!

【写真3】完成した次世代型輪転機の試運転を見学する新入社員

 読売新聞東京本社の制作局で働くエンジニアには、輪転機の性能や材質などの「仕様検討」を行う社員もいれば、システム系の部署に配属されて、輪転機とは直接関わらない社員もいます。

 部署によって業務内容は違いますが、何らかの形で新聞製作に携わる一員として、輪転機の製造現場に足を運んだ経験は、今後の業務に生かせると確信しています。

 参加した新人たちは、「短時間で大量に紙面を印刷する輪転機には、それを実現するための高度な技術が詰め込まれていることを学びました」といった感想を述べていました。

 6月より各部署に配属され、業務を本格的に開始します。

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