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パリ五輪の号外発行!!

【写真1】読売新聞が発行する号外

 8月11日まで夏季五輪パリ大会(パリ五輪)が開催中です。日本人選手のメダル獲得に胸が熱くなる毎日ですね!読売新聞社も現地に記者やメディアエンジニア(ME)を派遣して取材団を結成し、競技結果などのニュースを日本の読者へ届けています。

 第1回アテネ大会は1896年の開催でした。これより長い歴史を持つのが読売新聞です。1874年(明治7年)11月2日に第1号を発行しました。今年は創刊150周年の節目を迎えます。

 読売新聞の朝刊・夕刊には、創刊以来の発行番号が振られている「号数」があることをご存知でしょうか?1ページ目を見ると、一番上に小さい文字で<第××号>と記されています。関東や東北など東日本で発行する号は、2024年8月1日付時点で第53393号を数えています。

  朝刊や夕刊の発行を待たずに印刷するのが「号外」です。日々の発行番号にカウントしないため、文字通り号外と呼んでいます。国内外で重大事件・災害が起きた時などにいち早く情報を伝えるため、ページ数は2~4枚ほどで、人通りが多い場所で無料配布します。

【写真2】街中で配布される号外

 パリ五輪は日本人選手の活躍で号外ラッシュです。現地と日本の時差は7時間。体操男子団体の金メダルなど、日本時間の深夜に吉報が舞い込むこともしばしばです。号外紙面を発行できるよう、読売新聞のMEたちは、記事の編集作業や紙面印刷に必要なシステムの構築に万全を期しています。

 7月28日付の朝刊コラム「編集手帳」では、<肉体を研ぎすました者の汗が、メダルより光って見える夏が始まった>とパリ五輪の盛り上がりぶりを表現しました。4年に1度の祭典で繰り広げられる感動を、号外という目に見えるカタチで届けたい――。読者への思いを込めて、“技術力を研ぎすましたMEの夏”が始まっています!

 8月20、28日、9月11日にはME職の紹介イベント「MEカフェ」を開催予定です。詳しい情報はこちらをご覧ください。

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